仮想通貨ハッカー、83件の事件で7億7500万ドルを窃取

2026年第2四半期は仮想通貨ハッキングとして過去最多の活発な四半期となり、損失の大半はKelpDAOとDrift Protocolが占め、盗難資金ではブリッジ攻撃が最大の割合を占めた。

要約

DeFiLlamaのデータによると、2026年第2四半期に仮想通貨ハッカーは83件の事件で約7億7500万ドルを盗み、攻撃件数ベースで過去最も活発な四半期となった。件数では記録を更新した一方、損失総額は業界で過去最悪のドル建て損失期間を下回り、この記録は2020年第4四半期の35億6000万ドルがなお保持している。Q2の盗難資金の4分の3超はKelpDAOとDrift Protocolの2件で占められ、クロスチェーンブリッジの脆弱性による損失は推定3億5100万ドルに達した。この四半期は壊滅的な単一の侵害というより、小規模な攻撃が継続的に発生したことが特徴で、攻撃者は侵害された管理者アクセス、トークン価格操作、保守終了済みスマートコントラクトも標的にする傾向を強めた。

用語解説
  • クロスチェーンブリッジの脆弱性: 異なるブロックチェーン間で資産を移動させるシステムに存在するセキュリティ上の弱点。
  • 保守終了済みスマートコントラクト: プロジェクトがもはや保守していない古いブロックチェーンベースのコードでありながら、依然として資金を保持している、または悪用可能な状態にあるもの。
  • 秘密鍵の侵害: ブロックチェーン資産へのアクセスや承認に用いる秘密認証情報を攻撃者が掌握する事案。