
ブレントとWTIが戦前水準に近づく中、ホルムズ海峡を通過するタンカー航行が回復し、原油市場は湾岸地域の供給フロー改善に注目したことで、アジア株は強弱まちまちの展開となった。
アジア株は高安まちまちとなる一方、原油価格は下落基調を強めた。湾岸地域の重要な原油輸送の要衝であるホルムズ海峡でタンカー航行が再開し、供給不安が後退したためである。MSCIの日本を除くアジア太平洋株指数は0.4%上昇し、韓国株は前日に10%下落した反動で3.5%反発した。日本の日経平均は0.4%下落し、台湾株は1.9%安となった。ブレント原油は前半に1バレル76.12-76.38ドル前後、その後は73.34-73.74ドル前後で推移し、米国産WTIは前半に72.29-72.52ドル前後、その後は70.07-70.34ドル前後で推移した。市場参加者は、ホルムズ海峡の物流改善、イランとの合意に絡む60日間の交渉期間、さらに米国の原油在庫が1984年以来の低水準に落ち込む一方で短期的な供給が潤沢との兆候に反応した。