
米国内5カ所に設置されるウェスチングハウス製AP1000原子炉向けの米エネルギー省による資金支援は、米国の原子力発電能力を押し上げる可能性があるが、計画は依然として大規模な民間資金と着実な事業遂行に左右される。
トランプ政権は米エネルギー省を通じ、米国内5カ所で建設されるウェスチングハウス製AP1000原子炉10基を支援するため、政府保証付きの低利融資175億ドルを提供する見通しである。これまでのBloombergとThe Wall Street Journalの報道では、この資金支援は原子炉開発の加速を狙う総額800億ドルのより広範な原子力推進策の一環とされ、当局者はこの支援により工期を最大3年短縮し、早ければ2035年にも最初の原子炉が稼働を開始できる可能性があるとしていた。今回の続報では、この融資枠が米国の原子力発電能力を大幅に拡大し得る一方で、建設計画は依然として多額の民間投資と慎重なリスク管理にかかっていると付け加えられた。これは大型原子炉プロジェクトに伴いがちな資金面と遂行面の課題を浮き彫りにしている。この取り組みは、AIデータセンターやその他の電力多消費産業を含め、電力需要が高まる中で電力供給を拡大することを目的としている。