証券会社は6月23日遅くに私募ファンド運用会社へ、新たな越境トータル・リターン・スワップ業務はこれ以上拡大できないと通知し、一部の既存商品は売却のみ可能な状態となった。
中国当局は、私募ファンド運用会社による越境TRSポジションの新規増額停止を命じた。複数の業界関係者の話として『券商中国』が報じたところによると、証券会社は6月23日夕方以降、運用会社に対し新規業務を拡大できないと伝えた。一部の既存ポジションは影響を受けなかったとされる一方、特定の商品は「売却のみ、乗り換え不可」の状態に移行したという。この手法は、本土の運用会社が元本を海外に移さずに海外資産へのエクスポージャーを得るために活用されており、資本規制下で越境ポジションを構築する有効な経路となっていた。報道時点で公表された規制文書はなく、運用会社は実施方法やクオータの枠組みの明確化を待っている。