
トランプ大統領は、原油価格が1カ月で27%下落した一方で小売ガソリン価格の下落が鈍いとして、大手石油会社がドライバーから不当に高い価格を徴収していると非難した。中東情勢を背景とする供給リスクやホルムズ海峡の輸送混乱も引き続き焦点となっている。
トランプ大統領は、原油価格の下落に見合う形でガソリン小売価格が引き下げられていないとして、大手石油会社がガソリン価格を不当に高止まりさせていないか米司法省に調査を指示したと明らかにした。今朝早くのTruth Socialへの投稿で、原油価格は「石のように急落している」のに、給油所価格はそれに見合って下がっておらず、消費者は「搾取されている」と述べた。対象企業の特定や調査の詳細には触れなかった。 この1カ月で原油価格は1バレル104ドルから76ドル弱へと27%下落した。一方、AAAのデータによると、レギュラーガソリンの全米平均価格は1ガロン当たり3.93ドルと、3月30日以来初めて4ドルを下回った。1カ月前はレギュラーが4.52ドル、ディーゼルが5.62ドルだったが、ディーゼルはその後5ドル弱まで下落した。給油所価格の下落が鈍い背景には、原油安が小売燃料価格に波及するまでに時間差があることに加え、中東情勢の緊張やホルムズ海峡の海運混乱に伴う供給不透明感が市場の警戒を維持していることもある。