
IPO後の値動きの荒さを受け、SpaceXのバリュエーション、積み上がる空売り、守りに傾くオプションの持ち高、見込まれるRussellおよびNasdaq指数への採用、さらに株価急落に伴うイーロン・マスクの含み資産目減りへの注目が強まっている。
SpaceX株は6月12日の上場後も不安定な値動きが続いている。投資家は高水準のバリュエーションリスクや弱気ポジションの積み上がりと、主要指数への組み入れに伴うパッシブ資金流入期待を比較衡量している。Jefferiesは、FTSE Russellの定期見直しの一環として金曜日に予定されるRussell指数へのSpaceX採用により、パッシブ投資家から26億8000万ドルの資金流入が生じる可能性があると試算した。さらに同社は7月6日にNasdaq 100への採用も見込まれている。株価は上場後高値225.64ドルから約30%下落し、SpaceXの時価総額は米国での取引開始以来初めて2兆ドルを下回った。この下落により、報道によればイーロン・マスクは「兆万長者」の地位を失った。Ortex Technologiesによると、空売り比率は前営業日の浮動株比8%から13%へ上昇した。オプション取引はより防御的な色彩を強めており、株の借り入れもしやすく、費用も比較的低いという。