
ホルムズ海峡の航行正常化と米国・イラン協議による供給懸念の後退を受け、ブレント原油と米原油は下落した。原油安は、米国の重要経済指標の発表を控える中で米国債利回りの低下とも重なった。
8月限のブレント原油先物は水曜日、1.7%安の1バレル=75.79ドルと、2月27日以来の安値を付けた。供給混乱への懸念が和らぐ中、米原油も1バレル=72ドルを3月3日以来初めて下回った。ブレントの期近スプレッドは2月以来初めてコンタンゴに転じ、ホルムズ海峡の再開通と海運状況の改善を受けて、供給が比較的潤沢になるとの見方を示した。米国債利回りも低下し、ある報道では10年債利回りは4.479%、その後は4.416%とされた。投資家は原油安がインフレに与える影響を見極めるとともに、米連邦準備制度が重視するインフレ指標である5月の米個人消費支出価格指数の木曜日の発表に注目した。