原油は3月3日以来初めて72ドルを下回り、米国とイランの協議継続や指標となる米国債利回りの低下を受けて約3%下落し、インフレ懸念が和らいだ。
米原油価格は3月3日以来初めて1バレル72ドルを下回り、米国とイランの協議継続を受けてエネルギー市場の地政学的緊張が和らいだことで、原油は約3%下落した。原油安は燃料費や輸送費などの投入コストを押し下げることでインフレ圧力を緩和し得るため、この動きが米国債利回りの重荷となり、金利見通しにも影響する可能性がある。10年物米国債利回りは前日の4.493%から、一時4.5%を付けた後に4.416%へ低下し、2年物利回りも4.191%から4.168%へ低下した。こうした動きは、米連邦準備制度のタカ派姿勢がドルを支え、年内に少なくとも1回、場合によっては2回の追加利上げ観測を維持する中で起きた。