プロロジス、セグロに126億ポンドの買収提案

全株式交換による提案はセグロを1株925ペンスと評価したが、倉庫大手の同社は日和見的だとして拒否し、自社評価を大きく下回ると述べた。

要約

英国の倉庫大手セグロが提案を拒否したことを受け、プロロジスは126億ポンドの全株式交換による買収提案を開示した。英国の買収ルールに基づく7月22日の期限前に取締役会へ協議を促し、圧力を強める狙いがある。提案では、セグロ株1株につきプロロジスの新株0.084株を割り当て、1株当たり925ペンスの価値を示す。これは火曜日のセグロ終値を約25%上回る一方、直近公表の簿価とおおむね同水準である。セグロは、提案は日和見的なタイミングであり、自社価値の見方を大きく下回るとして、取締役会が全会一致で明確に拒否したとした。セグロ株は20%超上昇して892ペンスとなり、2024年9月以来の高値を付けた。プロロジスは、セグロ株が純資産価値に対して恒常的なディスカウントで取引されており、AI主導の急速な需要拡大で注目が高まる開発案件とデータセンター案件のパイプラインから価値を引き出すうえで制約を抱えていると述べた。今回の提案は、ロンドン上場企業に対する外国勢の関心拡大の流れに加わるもので、キャッスルレイクが3度拒否された後にeasyJetへの買収提案を公表した動きに続くものでもある。

用語解説
  • 純資産価値: 不動産会社の資産から負債を差し引いた指標で、株価がディスカウントまたはプレミアムで取引されているかを判断する際によく用いられる。
  • 全株式交換による買収提案: 現金ではなく、買い手企業の株式を受け取る形の買収提案。
  • データセンター案件のパイプライン: 将来の成長を生む可能性がある、計画中または開発中のデータセンタープロジェクト群。