
ホルムズ海峡の原油輸送は、米・イランの60日間の取り決めの下で回復しつつある。米海軍の護衛、海上脅威評価の引き下げ、足止めされていたタンカーの出港が進んでいるが、輸送量はなお戦前水準を下回る。
ドナルド・トランプ大統領は、ホルムズ海峡を通過する船舶について、イランが通行料や保険費用、そのほか一切の料金を課さないと伝えてきたと述べた。クリス・ライト米エネルギー長官は、オマーン領海を通る米軍の護衛と、60日間の米・イラン取り決めが、週末にテヘランが海峡の再閉鎖を宣言した後の航路再開を後押ししたと述べた。Kplerによると、確認済みの輸送量は日量約480万バレルに増加し、合意後は少なくとも20隻のタンカーが3500万バレルを積んでペルシャ湾を離れた。ただ、輸出は依然として戦前水準を大きく下回る。ライト長官は、直近24時間で1900万バレルを積んだ72隻が通過したとし、海上保安リスクは和らいでいるほか、国際海事機関がペルシャ湾で足止めされている1万1000人超の船員の避難準備を進めていると述べた。