
Broadcomと共同開発したOpenAI初の独自AIチップは、推論の高速化と低コスト化を狙うもので、同社がインフラの主導権を強め、Nvidiaを含む外部ハードウェアへの依存を減らす取り組みの一環である。
OpenAIとBroadcomは、OpenAI初の独自AIチップ「Jalapeño」を発表した。ユーザーにAIモデルを提供する推論プロセスの高速化とコスト削減を目的として設計された。両社が「Intelligence Processor」と呼ぶBroadcom製のASIC (Application-Specific Integrated Circuit)は9カ月で設計され、水曜日に実物サンプルが到着する予定で、初期導入は2026年末を目標とする。今回の発表は、10月に明らかにされたOpenAI設計チップラックの開発計画を拡張するものであり、Nvidia、Amazon Web Services、AMD、Cerebrasといった供給先に加え、自社主導でAIインフラを構築し、調達先の多様化を進めるOpenAIの取り組みを反映している。ロイターは、特定の推論用途で一部のNvidia製ハードウェアに不満を抱いたOpenAIが代替案を模索していたと報じているが、サム・アルトマン氏はOpenAIが引き続きNvidiaの大口顧客であり続ける見通しだと述べた。発表を受け、Broadcom株は約2%上昇した。