ブレント原油が1バレル74ドルを下回る中、燃料コストの緩和が利益率と第3四半期利益を下支えするとの見方から航空株が上昇した。一方、航空券価格はすぐには下がりにくい見通しである。
米航空株は、イラン戦争に伴う最近の急騰後に燃料コスト懸念が和らぎ、ブレント原油が1バレル74ドルを下回ったことを受けて3%〜7%上昇した。S&P500旅客航空指数は一時5%上昇して過去最高を更新し、6月12日以降の上昇率は約13%と、同期間に0.5%下落したS&P500種指数を上回った。アナリストは、原油安と底堅い旅行需要が航空各社の収益見通しを改善していると指摘し、UBSは燃料価格の落ち着きが続けば第3四半期の1株利益がウォール街予想を上回る可能性があるとした。アメリカン航空は約7%上昇し、アラスカ航空とユナイテッド航空はそれぞれ約6%高、ジェットブルーは4.5%高、デルタ航空は3.7%上昇、フロンティア航空とサウスウエスト航空はそれぞれ3%上昇した。ジェット燃料の低下が運賃値下げに直ちにつながるとは限らず、航空会社の供給余力はなお逼迫している。