BTCオプション、四半期末の期限到来を前にプット買いが増加

BTCオプション、四半期末の期限到来を前にプット買いが増加

過去24時間で約10億ドルの仮想通貨清算が発生し、建玉の増加も相まって防御的なポジショニングの兆候が強まった。ETHの清算額はBTCを上回り、オプションフローでも下落ヘッジ需要の強まりが示された。

BTC
ETH

要約

金曜日の四半期末の期限到来を前に、ビットコインのオプション取引は防御的なポジショニングが続いた。一方、仮想通貨デリバティブ市場全体では過去24時間に約10億ドルの清算を吸収し、イーサリアムの清算額はビットコインを上回った。Deribitの先行データでは、期限到来を迎える仮想通貨オプションは想定元本ベースで113億2000万ドルに達し、このうちBTCオプションが96億8000万ドル、ETHオプションが16億4000万ドルを占めた。BTCとETHはいずれも最大損失価格を下回って推移した。Greeks.liveのリサーチャーであるAdamは、6月24日の大口BTCオプション取引の3分の1超がプットだったと指摘し、月末期限の行使価格6万-6万3000ドルに集中していたと述べた。新たなオプション取引動向も、7月10日満期の5万3000ドルBTCプットを含め、下値保護需要の継続を示した。ビットコインの建玉は2日連続で増加して77万8000 BTCとなり、下落局面でトレーダーがショートを積み増したことを示唆した。一方、ETHの建玉は6月15日以降、約1400万ETH近辺で推移した。インプライド・ボラティリティも上昇し、ビットコインの30日年率換算は53%、イーサリアムは66%に達した。市場では6万ドルの支持線、四半期末の薄い流動性、脆弱な市場環境を見極める中、トレーダーが保険料を上乗せしてヘッジを確保しているとの見方を裏付けた。

用語解説
  • 建玉: 未決済のまま残っているデリバティブ契約の総数。
  • インプライド・ボラティリティ: オプションのプレミアムから導き出される、将来の価格変動期待を示す指標。
  • 最大損失価格: 最も多くのオプションが無価値で満期を迎える価格水準で、決済前後に注目されやすい。