競売会社は、ホックニー作品への需要が勢いを増す中、「The Only One with Waves」がロンドンのモダン&コンテンポラリー・イブニングセールの目玉になるとした。
フィリップスは、デイヴィッド・ホックニーの「The Only One with Waves」(1991年)が、英国時間6月26日14:00にロンドンで開催されるモダン&コンテンポラリー・アート競売の目玉になると発表した。この絵画は、ホックニーがマリブの自宅を購入して間もなく制作されたもので、作家のキャリアにおける転換点の時期を代表する重要作と位置付けられている。ホックニーの市場評価と批評上の評価への関心が強まる中での出品となる。フィリップスはこの作品について、水と南カリフォルニア海岸へのホックニーの長年の関心を示すものとし、海の情景の動きが、より広く知られるプール絵画の静けさと対照をなすと説明した。さらに同社は、この作品が1990年代初頭のホックニーによる舞台美術の仕事、オペラ公演の委嘱を含む活動も反映しており、翌年に始まった「Very New Paintings」シリーズの展開を先取りしていると述べた。欧州モダン&コンテンポラリー・アート部門責任者でバイスプレジデントのオリビア・ソーントン氏は、このセールは先月ニューヨークで実施したフィリップスのホワイトグローブ競売の勢いを引き継ぐものであり、現在の市場の厚み、活力、国際性を映し出すことを意図していると語った。競売前の展覧会は、競売開催までフィリップスのバークリー・スクエアのギャラリーで開かれている。