青海省、6月23日にヤクとチベット羊の価格指数を公表

新たな指標は価格の透明性向上やブランド力強化を図るとともに、中国有数のヤク・チベット羊産地で農家が需給や市場動向を把握するのを後押しする狙いである。

要約

中国青海省は、新華・青海ヤク価格指数と新華・青海チベット羊価格指数の2つの畜産物価格指標を公表した。地域当局と国有系情報サービス機関は、同省の畜産業における価格透明性の向上とブランド力強化を進めている。両指数は6月23日、青海省農業農村庁、新華社青海支社、中国経済情報社(CEIS)が共同で発表した。当局者によれば、これらの指標は需給や業界動向をリアルタイムで追跡するよう設計されており、農家による出荷・と畜時期の調整、市場期待の安定化、デジタル転換の支援につながる。青海省は「世界のヤクの首都」「中国のチベット羊のふるさと」とされ、世界のヤク飼養頭数の約34%、中国のチベット羊飼養頭数の40%超を占める。指数系列には生体と枝肉のサブ指数が含まれ、2024年2月27日を基準時、1000ポイントを基準値としている。2026年6月中旬時点では、密接に連動する両市場はいずれも底打ちし、新たな上昇局面に入ったことが示された。公表に際しては、輸入冷凍肉の流入や高原産グリーン食品の価値に対する消費者認知の弱さが、産業チェーン全体での価格転嫁を妨げており、より強力なブランド構築の必要性を高めていることも指摘された。

用語解説
  • 価格指数: 一定期間にわたる価格変動を追跡する指標
  • 基準時: 指数を算出する際の基準となる日付
  • サブ指数: より広範な指数を構成する部分ごとの指標