STOXX 600は過去最高値で引けた前日終値から0.46%下落した。ザランドによるAbout You買収を巡るBaFinの財務諸表監査も小売株の重荷となった。
欧州株は週末金曜、世界的なテクノロジー株安の広がりと、AI主導の旺盛な需要に伴うメモリーチップ価格の上昇を投資家が織り込む中、テクノロジー株主導で下落して始まった。STOXX 600は日本時間0711GMT時点で0.46%安の637.27となり、前日に付けた過去最高値での引けから反落したが、週間ではなお上昇する公算が大きい。ドイツの金融規制当局BaFinが、About You買収に関連する取引が財務諸表から漏れていた可能性があるとして、ザランドの財務諸表監査を開始したと発表したことを受け、ザランドは4.4%下落した。この動きで同社株の年初来上昇分の大半が失われた。小売セクターは0.5%下落し、欧州テクノロジー指数は1.5%安となった。インフィニオン、STマイクロエレクトロニクス、BE Semiconductor、ASMLなどの半導体メーカーや装置供給企業がそろって下落した。市場ではメモリーチップ高が業界見通しに及ぼす影響を見極める動きが広がり、通信株と自動車株も下落した。