ユーロ圏11カ国の成人1万9000人を対象とした欧州中央銀行の調査で、期待値は4月の4.0%から低下した。物価圧力の緩和を示す動きが強まり、欧州中央銀行の政策、債券利回り、ユーロへの圧力が和らぐ可能性を裏付けた。
欧州中央銀行がユーロ圏11カ国の成人1万9000人を対象に実施した調査によると、ユーロ圏の家計は今後12カ月のインフレ期待を、4月の4.0%から5月は3.5%へ引き下げた。この低下は物価圧力の緩和を示唆しており、消費者のインフレ期待は賃上げ要求や支出行動に影響し得るため、欧州中央銀行の政策当局者に安心材料となる可能性がある。調査は5月7日から6月1日にかけて実施され、原油安に伴う幅広い市場の動きとも整合的である。原油価格の下落は総合インフレ率を押し下げ、欧州中央銀行の政策、債券利回り、ユーロに関する見通しを左右し得る。