米株式ファンドから35億3000万ドルが流出し、テクノロジー系ファンドは流入から流出に転じた。債券ファンドへの流入は鈍化し、米マネー・マーケット・ファンドは4月15日以来最大の流出を記録した。
6月24日までの週の世界株式ファンドへの資金流入は急減し、投資家の純購入額は75億1000万ドルと前週の555億3000万ドルから約86%減少した。負債に依存したテクノロジー投資や、米連邦準備制度のタカ派的な政策見通しへの懸念がリスク選好を冷やしたためである。LSEGリッパーのデータによると、欧州とアジアの株式ファンドにはそれぞれ62億8000万ドル、29億5000万ドルの純流入があったが、いずれも前週を下回った。一方、米国ファンドは35億3000万ドルの純流出となった。セクター別では、テクノロジー系ファンドが大幅な流出に転じたほか、金融、資本財・サービス、一般消費財の各ファンドでも週間ベースの流出を記録した。債券ファンドは世界的に資金流入を維持したものの、米国の債券ファンドへの流入は73億3000万ドルと8週間ぶりの低水準に鈍化した。主に短中期の投資適格債ファンド、国内課税債券の総合ファンド、地方債ファンドが流入を集めた。米マネー・マーケット・ファンドからは257億4000万ドルが流出し、4月15日以来で週間ベース最大の流出となった。コモディティー・ファンドには引き続き逆風が続き、金など貴金属ファンドは6週連続の流出、エネルギー・ファンドも純流出に転じた。新興市場では、株式ファンドの流出が9週連続となる一方、債券ファンドは3週間ぶりに流入へ回帰した。対象は2万8875本のファンドである。