
DRAMとストレージのコスト急騰を受け、大手端末メーカーが値上げを迫られ、小規模メーカーも圧迫されるなか、Appleが中国のCXMTからの調達を認めるよう米商務省に求めたと報じられた。
AI主導の需要拡大で世界のメモリー供給が逼迫し、民生用電子機器全般でコストが上昇するなか、Appleが中国のメモリーメーカー、ChangXin Memory Technologies(CXMT)からDRAMを調達する許可を米商務省に求めたと報じられた。この圧力を受け、Appleは一部のiPad、Mac、MacBookをすでに値上げしているほか、MicrosoftはXbox本体のストレージとメモリーのコストが2.5倍超に上昇したとし、Xbox Series Sを100ドル引き上げて約500ドルとした。小規模メーカーへの打撃はさらに大きい。Mono TechnologiesはMicron製8GB DRAMのコストが35ドルから300ドルに上昇したとし、GoProはメモリーコスト上昇と供給減少が事業を脅かしかねないと警告した。IDCは、供給業者が大口顧客を優先していると指摘した。Financial Timesによると、Appleは6月27日より1カ月以上前に米商務省へ接触し、CXMTからの調達承認を求めたという。CXMTを巡っては、米国防総省が中国軍関連企業に指定しており、Reutersは同社がエンティティー・リストに追加される可能性があると報じているが、その更新はまだ公表されていない。