カリフォルニア州、有権者が11月に富豪課税案を判断

カリフォルニア州、有権者が11月に富豪課税案を判断

カリフォルニア州の住民投票案に反対する一方、ギャビン・ニューサム知事は富豪への連邦最低税率導入と、AI成長に連動した公的持ち分の創設を訴えている。

ファクトチェック
CalMattersとThe Guardianはいずれも、カリフォルニア州の億万長者税導入案が2026年11月の住民投票の対象となる資格を得たこと(2026年6月17日に発表)を独自に確認しており、ギャビン・ニューサム州知事やテック業界の億万長者を含む富裕層の反対にもかかわらず、同案が住民投票に持ち込まれたことも報じている。これは当該主張の全要素と直接一致する。元のX投稿(unusual_whales)はブルームバーグを引用しているが、その内容は複数の信頼できる報道機関によって裏付けられている。
    参考12
要約

カリフォルニア州の有権者は11月、富豪の総資産に対する一度限りの5%課税を承認するかどうかを判断することになる。一方でギャビン・ニューサム州知事は、富裕税は州の住民投票ではなく連邦レベルで扱うべきだと公に主張している。ニューサム氏はSubstackへの投稿と動画で、自ら「真の最低税率」と位置付ける富豪課税を提唱し、現代版バフェット・ルールとして打ち出した。あわせて、超富裕層が「buy, borrow, die」とも呼ばれる株式担保借り入れ戦略を使うことを阻止するための規制強化も訴えた。さらに相続ルールの見直し、法人税率を2017年以前の水準に戻すこと、米国民が人工知能による利益を共有できるよう全国的な公的エクイティファンドを創設することも求めた。今回の発言は、2028年大統領選の有力候補と広くみられるニューサム氏が、富豪は低税率の州へ移住でき、州ごとの対応は効果が低いとして、カリフォルニア州の提案への反対を改めて表明する中で行われた。

用語解説
  • バフェット・ルール: 非常に裕福な人々が、一般の労働者と同程度の最低税率を少なくとも負担することを確保することを目的とした政策構想。
  • buy, borrow, die: 値上がりした資産を売却する代わりにそれを担保に借り入れることで、課税所得を抑える可能性がある資産管理戦略。
  • 公的エクイティファンド: 企業の持ち分を保有し、投資収益を国民が共有できるようにする政府支援のファンド。