
6月12日の変動の大きいIPOを経て、SpaceXは金曜引け後にRussell米国指数群に、7月7日にNasdaq-100に組み入れられる見通しとなり、パッシブファンドによる数十億ドル規模の買い需要が見込まれている。
SpaceXは6月12日のIPOから1カ月足らずで主要指数への組み入れを迎える。FTSE Russellは金曜引け後に同社株をRussell米国指数群に追加し、Nasdaqは7月7日にNasdaq-100へ採用することを確認した。アナリストは、これによりRussell連動ベンチマークに絡む約30億ドルの買いと、InvescoのQQQやQQQMなどNasdaq-100連動商品から約43億ドルのパッシブ資金流入が発生する可能性があると見積もっている。同社株は上場後に大きく変動し、6月16日には一時225.64ドルとIPO価格から67%上昇した後、木曜には153ドルまで下落したが、それでも公募価格の135ドルは上回っている。ロイターによると、SpaceXの時価総額は約2兆ドルに達する一方、公に取引されている株式は約1000億ドル相当にとどまるため、この状況は異例である。さらに同社は昨年、49億ドルの純損失を計上した。今回の動きは、NasdaqとFTSE Russellの指数採用ルールが緩和されていることを浮き彫りにしている。これに対しS&P Globalは、超大型IPOに関するS&P 500採用基準を変更せず、SpaceXの採用検討まで少なくとも12カ月待つ方針を示した。