カナダの関税引き下げ枠の下で認められる中国資本・中国製車両として初めて、モントリオールで引き渡されると中国大使が明らかにした。BYDと奇瑞汽車も年内に続く可能性がある。
吉利控股集団のロータスブランドの電気自動車が来月カナダ市場に参入する見通しである。年間最大49,000台の中国製EVを引き下げ関税率でカナダに受け入れる合意の下で販売される、中国資本かつ中国製の自動車として初めてとなる。駐カナダ中国大使の王鏑氏は、車両はモントリオールで引き渡され、ロータスは7月上旬に発売記念式典を計画していると述べた。さらにBYDと奇瑞汽車がカナダ当局と連携して参入手続きを進めており、年内にも市場投入の可能性があるとしたが、BYDのステラ・リー副社長は最近、販売開始は来年になる公算が大きいと述べていた。この動きは、マーク・カーニー首相が対米依存からの貿易多角化を進める中で起きており、カナダはEVサプライチェーンへの合弁事業や投資の呼び込みも目指している。王氏は、中国の自動車メーカーは合弁事業に関心を示しているものの、まずは販売と需要の見極めを優先していると述べた。また、カーニー氏の1月の訪中以降5カ月間でカナダの対中輸出が27.5%増加したとし、石油、液化天然ガス、農業分野で拡大余地があるとして、二国間貿易は2倍超に拡大し得るとの見方を示した。一方で、カナダの一部輸出品には依然として中国の関税が課されている。