1-5月の利益増加率は小幅に拡大した一方、5月の利益成長率は4月から鈍化した。電子関連と川上産業が好調だったのに対し、自動車と家具は振るわなかった。
中国の工業企業の利益は1-5月に前年同期比18.8%増となり、1-4月の18.2%増から伸びが拡大した。一方、5月単月の利益は前年同月比21.1%増で、4月の24.7%増から鈍化した。内需の弱さを工場生産と輸出で補う経済の下で、利益成長はなお堅調ながら減速しつつあることを示している。業種別のばらつきは大きく、コンピューター、通信、電子機器製造の利益は1-5月に103.9%急増し、工業利益全体の増加分の43.1%を占めた。一方、非鉄金属鉱の採掘・加工業の利益は93.9%増加した。これに対し、自動車メーカーの利益は19.8%減、家具メーカーの利益は58.4%減となった。アナリストは、この乖離について、川上産業とテクノロジー関連業種では価格決定力と需要が強い一方、川下の製造業はコスト圧力と弱い消費の影響を受け続けていることを反映していると指摘した。政策当局が企業収益への的を絞った支援を検討する中でも、信用需要は弱いままである。