リッチモンド連銀総裁は、イスラエルとイランの停戦後の原油安が目先の圧力を一部和らげる可能性があると述べる一方、インフレはエネルギー分野を超えて広がっており、FRBは今月の金利を据え置いたと語った。
米連邦準備制度リッチモンド連銀のトーマス・バーキン総裁は、FRBが重視するインフレ指標である個人消費支出価格指数(PCE)が5月までの1年間で5.4%上昇し、2023年4月以来の高水準となったことを受け、インフレ率は依然として高過ぎるとの認識を示した。6月29日にアスペン・アイデアズ・フェスティバルで講演し、イスラエルとイランの停戦後の原油価格下落が目先の圧力を一部和らげる可能性がある一方、物価上昇はエネルギー分野を超えて広がっていると述べた。 バーキン氏の発言は、米連邦準備制度が今月金利を据え置く一方、インフレが鈍化しなければ年内の追加利上げを支持する余地があるとみる当局者もいる中で出たものである。発言は、エネルギー価格が落ち着いても、より広範なインフレ加速は抑え込みが一段と難しくなり得るとの中銀の懸念を浮き彫りにした。