同証券はMSCIユーロ圏指数の目標も420に引き上げ、利益成長の強さ、投資家のポジションの軽さ、地政学的圧力の緩和を理由にユーロ圏株式に対するオーバーウエート判断を維持した。
J.P.モルガンは、欧州の主要株価指数であるSTOXX 600の年末目標を630から680へ引き上げ、MSCIユーロ圏指数の目標も385から420へ引き上げた。企業業績の改善と地政学環境の落ち着きが地域市場の上昇をさらに後押しする可能性があると判断したためである。新たなSTOXX 600の目標は、金曜日終値の635.88から約7%の上値余地を示す。同証券は、数カ月に及ぶ中東紛争がインフレと金利への懸念を高め、市場の重荷となってきたと指摘する一方、米国とイランの和平合意が一定の安定を取り戻す助けになったと述べた。市場が引き続き紛争の影響を織り込みから外し、年後半に市場の裾野拡大(より多くの銘柄が上昇に参加すること)が進めば、欧州は一段と恩恵を受ける可能性があるとした。J.P.モルガンはオーバーウエート判断を改めて示し、ユーロ圏企業の利益は昨年の減少後、2026年に約20%増加すると予想した。原油安、債券利回りの低下、関税の引き下げ、中国経済の成長加速も株式相場を支える可能性があるとし、投資家のポジションが軽いため、センチメントが改善すれば資金流入の余地があるとした。今月上旬にはバークレイズもSTOXX 600の年末目標を引き上げ、弱気見通しを撤回している。