投資家が原油価格の落ち着きを見極めつつ、今週後半に発表されるJOLTS、ISM製造業景況指数、雇用統計に備えるなか、6月最後の取引日の米国債指標利回りは横ばいだった。
6月最後の取引日、投資家は米成長率、インフレ率、米連邦準備制度の政策見通しを左右し得る一連の米経済指標を見据え、米国債利回りはおおむね変わらずだった。住宅ローンや自動車ローン、クレジットカード金利など幅広い借入コストの指標となる10年債利回りは4.3646%で横ばいとなり、米連邦準備制度の短期金利見通しとの連動性が高い2年債利回りも4.1044%で据え置かれた。30年債利回りも4.8522%で横ばいだった。 市場では、中東の和平プロセスの進展がエネルギー価格を通じてインフレ期待にどう影響するかを見極める動きが強まり、取引は低調だった。原油は小幅安となり、米WTI先物は1バレル70.62ドルで0.18%安、北海ブレントは72.90ドルで0.34%安となった。エネルギーコストはイラン紛争前の水準に近づきつつある。 市場の関心は労働市場と製造業の指標に移っている。5月のJOLTS求人件数は、4月に73.1万件増の760万件と2024年5月以来の高水準となった後、730万件となる見通しである。4月は求人数が失業者数を上回った。5月のISM製造業景況指数は水曜日に発表予定で、続いて木曜日に6月の失業率と非農業部門雇用者数が公表される。1ベーシスポイントは0.01%を意味し、債券利回りは価格と逆方向に動く。