
コムキャストは分離の目的が自律的成長にあると説明する一方、NBCユニバーサルはゲームやフランチャイズ拡大の機会を検討しており、残るケーブル・ブロードバンド事業のトップにはマイケル・アンジェラキス氏が選ばれた。
コムキャストが、NBCユニバーサルとスカイを中核とする独立メディア会社と、Xfinity中心の接続事業会社に分割する計画を打ち出したことで、経営陣が分離はそれぞれの自律的成長を可能にするためのものだと強調する中でも、将来のM&Aを巡る投資家の思惑が強まっている。事情を直接知る関係者によると、NBCユニバーサルは分社化後の成長機会としてデジタルゲームや幅広いフランチャイズ展開を検討している一方、残るケーブル事業はデータセンターやAIに関連する技術投資を見極めている。今回の再編では経営体制を巡る重要な論点にも決着がつき、ブライアン・ロバーツ会長はメディア分離後に残るケーブル・ブロードバンド事業の運営を元CFOのマイケル・アンジェラキス氏に託し、メディア事業はマイク・カバナー氏が率いる見通しとなった。