ハネウェル・エアロスペース株、分社化後のナスダック上場初日に7%上昇

新規上場した航空宇宙・防衛企業は、投資家が成長目標や防衛顧客と航空機メーカーからの需要に注目する中、条件付き取引での221.01ドルに対し236.78ドルで取引を開始した。

要約

ハネウェル・エアロスペース株は週明け月曜日のナスダック上場初日に7%上昇し、月初に始まった条件付き取引での前週末終値221.01ドルに対し236.78ドルで寄り付いた。ハネウェルがオートメーション、航空宇宙、先端材料の各社に分割される過程の最新段階となる。独立した新会社は、ボーイングやエアバス、航空会社、米軍向けに航空機や宇宙船で使われるエンジン、電子機器、各種システムを手がける。 今回の上場は、繰り越されていた需要と国防支出の増加を背景に、投資家が航空宇宙・防衛資産に強い関心を示している中で実現した。ハネウェル・エアロスペースは今年の売上高成長率を7%~9%、フリーキャッシュフローを10億~15億ドルと見込み、2030年までに調整後利益65億ドルを達成する見通しを示している。背景には、防衛顧客と航空機メーカーからの需要がある。 RBCのアナリスト、ケン・ハーバート氏は、従来のハネウェルの報告体制下では、執行面とサプライチェーンの課題により、この事業のアフターマーケット成長は同業他社を下回っていたと指摘した。一方で、実行力の改善に加え、レトロフィット、マイグレーション、アップグレードの各プログラムへの注力拡大が、アフターマーケット価格の改善を支える可能性があると述べた。3月には、イランでの軍事作戦やその他の紛争で米国の備蓄が減少したことを受け、政権が兵器生産の拡大を目指す中、トランプ大統領がハネウェル・エアロスペースを含む弾薬メーカーと会談した。同社は同月、RTXおよびロッキード・マーチンとともに、精密誘導ミサイルと弾薬の生産拡大に向け、国防総省の枠組みの下で5億ドルを投資することで合意した。

用語解説
  • 条件付き取引: 正式な通常取引開始前に証券が売買される取引で、通常は分社化や新規発行に先立って行われる。
  • フリーキャッシュフロー: 事業が営業費用と資本的支出を差し引いた後に生み出す現金で、財務の柔軟性を測る指標として用いられる。
  • アフターマーケット: 当初の機器納入後に販売される保守、修理、アップグレード、交換部品の市場。