MiCA認可、7月1日の期限前にEU・EEAで244社に到達

MiCA認可、7月1日の期限前にEU・EEAで244社に到達

EUのMiCAの7月1日締め切りが発効する中、加盟国間で認可状況にばらつきがあるなか、認可を受けた取引所は無認可の競合他社の利用者獲得に向け、ボーナスや賞品を打ち出している。

ファクトチェック
EUおよびEEA全体で244社という数字は複数の情報源で裏付けられている。『Germany Leads MiCA Crypto Licensing Race Across Europe』は、認可済みCASPが244社に上るとする欧州証券市場監督局の暫定登録簿を引用している。CoinDeskの記事も、7月1日の期限到来時点で「MiCA認可を受けたCASPはわずか244社」と独自に確認している。また『Coinbase and OKX Attempt to Swoop up EU Users』も、月曜日時点で承認済みライセンスが244件であると確認している。認可の偏在という点では、ドイツが57件で優位に立つ一方、EU加盟5カ国はゼロであり、無認可の競合他社の利用者を狙った取引所のボーナス施策についても、これらの情報源全体で確認されている。
要約

EUの仮想通貨市場規則であるMiCAの下で認可を受けた仮想通貨企業は、6月29日時点でEUおよびEEAの各法域で244社に達した。ドイツが57社で最多、フランスが26社で続いた一方、ギリシャ、ハンガリー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニアでは認可が1件も出ていない。7月1日の期限により、認可を得ていない企業はEU域内での事業停止を求められるため、認可済みの複数の取引所はMiCAの認可を受けていない競合の利用者を取り込む目的で、移管ボーナスや賞品を提供している。制度が域内の競争環境を変え始めていることが浮き彫りになっている。

用語解説
  • MiCA: 仮想通貨企業とサービスを規制するEUのMarkets in Crypto-Assetsの枠組み。
  • licensing: 適用される規則の下で企業の事業運営を認める正式な規制上の認可。
  • EEA: EU加盟国と一部の近隣諸国を単一市場で結ぶ欧州経済領域。