HIZENERGY、The smarter E Europe 2026で300kW・460kW蓄電システムを公開

HIZENERGY、The smarter E Europe 2026で300kW・460kW蓄電システムを公開

同社は欧州の中小企業向けに「ENERBOX」キャビネットも発表し、ドイツ、オランダ、イタリア、スペイン、オーストリアでの事業拡大に向けて3件の提携を締結した。

ファクトチェック
主要なHIZENERGYのプレスリリースは、The smarter E Europe 2026で公開された300kWおよび460kWの蓄電システム、欧州の中小企業向けキャビネット型製品「ENERBOX」、さらにドイツ、オランダ、イタリア、スペイン、オーストリアを対象とする3件の提携を直接確認している。EQS Newsなど複数の独立系配信でも同じ事実が再現されており、矛盾する証拠は見当たらない。
    参考12
要約

HIZENERGYはミュンヘンで開催されたThe smarter E Europe 2026で、欧州の商業・産業市場向け高出力蓄電製品を軸とする4年間の研究開発の進展を披露した。自社開発の300kWおよび460kWの液冷PCS(電力変換システム)を公開し、これらの製品が欧州のC&I(商業・産業)プロジェクトにおける空白を埋め、単機出力の低さ、並列運転時の損失、広い設置面積の必要性、拡張性の制約といった課題に対応すると説明した。 また、工場、スーパーマーケット、コールドチェーン物流拠点などの中小企業向けに、統合型キャビネット「ENERBOX ES125kW-261/313kWh-LE」も発表した。HIZENERGYによると、同システムは261kWhと313kWhの2種類を用意し、ピークシェービング(電力需要が高くコストが高い時間帯の使用削減)、非常用バックアップ、太陽光発電の最適化などの用途に対応する。加えて、EU準拠の安全性、EMC(電磁両立性)、系統連系認証、低騒音の液冷、多言語対応の運用プラットフォーム、遠隔ディスパッチ、自動ピーク・バレー裁定戦略を備えるという。 展示会期間中、HIZENERGYは欧州のシステムインテグレーター、プロジェクト開発会社、O&M(運用・保守)サービス事業者と3件の戦略的協力協定を締結した。これらの契約により、ドイツ、オランダ、イタリア、スペイン、オーストリアでの事業拡大を加速させる方針である。さらに、国内で6,000台超の蓄電設備を導入してきた経験を基に、市場調査、カスタマイズ研究開発、試験、認証、現地アフターサービス支援を網羅する海外向けサービス体制を構築したとした。

用語解説
  • PCS: バッテリーエネルギー貯蔵向けの電力変換システム
  • peak shaving: 電力コストが高い時間帯の使用量を削減すること
  • EMC: 機器および系統基準に対する電磁両立性