CATL、BMWやルノー、ボルボと循環型電池施策を発表

計画には、エレン・マッカーサー財団とともに立ち上げた設計指針と業界連合が含まれる。CATLは欧州で電池交換とリサイクルの取り組みも拡大している。

CORE

要約

CATLは2026年6月22日、ロンドン気候行動週間2026の主要イベントであるClimate Innovation Forumで、エレン・マッカーサー財団、BMW、ルノー、ボルボ、グーグル、シャオミなどの業界参加者とともに、循環型電池に関する2つの施策を開始した。計画は、電池のライフサイクル全体を対象とする循環型電池の設計指針と、モビリティおよびエネルギー分野で循環型ビジネスモデルを標準化するために必要な政策、投資、商業条件の改善を目指す業界連合を柱とする。 同社はこの取り組みの背景として、原材料への圧力の高まりを挙げた。2040年までに、世界の電池リサイクル市場だけでも1.2兆人民元を超え、1,000万人超の雇用を生み出すと見込まれる。一方で国際エネルギー機関(IEA)は、電池の重要鉱物に対する需要が同期間に5倍へ増加すると予測している。CATLは、この需要を持続可能な形で満たすには、リサイクル能力の拡大に加え、共通の設計基準と、材料をより長く有効活用するビジネスモデルが必要になるとした。 発表では、CATLのより広範な循環戦略にも言及した。同社は、ISO 14068-1(カーボンニュートラル認証規格)の下で、2025年に中核事業全体でカーボンニュートラルを達成した初の電池メーカーになったとし、2035年までにバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル達成を目指している。同日、CATLとOctopus Energyは欧州初の電池交換合弁事業を発表し、2035年までに欧州全域で30万台の電動トラックと30カ所の拠点を目標に掲げ、英国で最初の拠点を2027年に開設する予定である。CATLはまた、Brunp Recyclingが2025年に使用済み電池21万トンを処理し、ニッケル、コバルト、マンガンの99.6%を回収したほか、今年9月から初のナトリウムイオン蓄電システムの納入を開始する計画だとした。

用語解説
  • 循環型電池の設計指針: 再利用可能な電池設計に関する共通基準
  • 電池交換: 消耗した電池を充電済みのものに交換すること
  • ナトリウムイオン電池: リチウムの代わりにナトリウムを用いる電池