SEC、NanoBit詐欺事件で500万ドル超の制裁金で和解

SEC、NanoBit詐欺事件で500万ドル超の制裁金で和解

SECが2024年9月に提起した訴訟での欠席判決により、NanoBitと関連被告がWhatsAppグループで金融の専門家を装い、架空のトークン募集を宣伝し、投資家資金を流用していたと認定された。

ファクトチェック
SEC(証券取引委員会)の公式訴訟リリース(LR-26576)は、2024年9月17日に当初提起されたNanoBit事件について、2026年6月16日に最終判決が言い渡されたことを直接確認している。項目別の制裁金(不当利得返還、判決前利息、6人の被告に対する民事制裁金)の合計は約550万ドルに上り、「500万ドル超」との主張を上回る。SEC(証券取引委員会)の当初のプレスリリース(2024-134)は、被告らがWhatsAppグループを使って金融の専門家を装い、偽のNanoBitプラットフォームを通じて架空のトークン/ICO案件を宣伝し、投資家資金200万ドル超を香港に流用・送金したことを確認している。Cointelegraphも独自にこれを裏付けている。『和解した』との表現は、交渉による和解ではなく欠席判決であったため、やや不正確であるが、実質的な事実関係は全面的に裏付けられている。
要約

ニューヨークの連邦裁判所は、SEC(証券取引委員会)が2024年9月に提起した詐欺訴訟で、NanoBitの運営者と関連被告に対し、罰金、不当利得返還、利息として総額500万ドル超の支払いを命じる欠席判決を下した。SEC(証券取引委員会)は、NanoBitらが2023年9月から2024年6月にかけてWhatsAppグループ内で金融業界の専門家を装い、不正なICOを宣伝し、関連会社がSEC(証券取引委員会)登録のブローカー・ディーラーであると虚偽説明したうえ、香港の銀行口座に送金された200万ドル超を含む投資家資金を流用したと主張した。SEC(証券取引委員会)は、NanoBitでは実際の取引は一切行われておらず、本件は小口投資家を標的とするソーシャルメディア主導の詐欺類型である仮想通貨の「リレーションシップ投資詐欺」を対象とした同委員会初の執行措置だと説明した。

用語解説
  • 新規コイン公開: 将来の価値上昇やプラットフォームでの利用をうたって、投資家にデジタルトークンを販売して資金調達する手法。
  • 不当利得返還: 違法とされる行為で得た資金の返還を裁判所が命じる措置。
  • ブローカー・ディーラー: 顧客または自己勘定で証券の売買を行う登録業者。