
アップル向けサプライヤーである同社はH株3億8350万株を売り出す計画で、約90%を国際投資家向けに割り当て、7月9日に取引開始を見込む。
立訊精密工業は、香港での株式売却で最大242.7億香港ドル(31億ドル)を調達することを目指している。アップル向けサプライヤーである同社が事業構成の多様化を進めるなか、市場に大型上場案件を加える形となる。深セン上場の電子機器メーカーである同社は、H株3億8350万株を1株当たり最大63.28香港ドルで売り出す計画で、株式の約90%を国際投資家向け、残りを香港の個人投資家向けとする。最終的な公開価格は7月7日までに決定される見通しで、価格と配分の結果は翌日に公表され、取引は7月9日に開始される見込みである。立訊精密は目論見書で、昨年売上高の約80%を占めた消費者向け電子機器以外の分野への拡大を進めているとした。車載電子機器は成長の速い事業部門となっており、2025年の売上高に占める比率は11.8%と、2年前の3.9%から上昇した。フロスト・アンド・サリバンによれば、立訊精密は中国本土で最大の精密インテリジェント製造ソリューション提供企業であり、2025年売上高ベースで世界5位である。