
ユーロ圏の6月インフレ率は3.2%から2.8%に低下し、3.0%予想を下回った。これを受け、欧州中央銀行は7月23日に金利を据え置き、次の判断を9月に先送りするとの見方が強まっている。
ユーロ圏のインフレ率が5月の3.2%から6月に2.8%へ鈍化し、エネルギー価格の低下が追い風となったことで、欧州中央銀行が7月23日の理事会で利上げを見送るとの見方が一段と強まっている。21カ国で構成される通貨圏の統計を公表したユーロスタットによると、この低下は1月以来初めてで、ウォール・ストリート・ジャーナルが伝えたエコノミスト予想の3.0%も下回った。ロイターは先に、協議を直接知る4人の関係筋の話として、原油価格の下落が目先のインフレ圧力を和らげ、7月の利上げより9月の行動を有力にしていると報じていた。政策理事会メンバーのドレンツ氏も、金利は据え置かれる可能性があると述べた。市場では7月利上げの確率はおよそ3分の1とみられ、利上げは10月まで完全には織り込まれていなかった。