OMFIF調査、中央銀行は今後10年でドル保有削減を計画

OMFIF調査、中央銀行は今後10年でドル保有削減を計画

約10兆ドルの運用資産を監督する90の公的投資家を対象とした調査で、準備資産体制の多極化や短期的な金需要の強まり、AI活用計画の拡大が示された。

ファクトチェック
主要なOMFIF「Global Public Investor 2026」報告書ページは、10兆ドル超を運用する90機関を対象とした調査と、ドル保有削減、金需要の高まり、AI活用の拡大に向かう歴史的なシフトを確認している。ロイターの記事は、準備資産システムの多極化に関する調査結果(中央銀行の79%)や、金の短期需要の一段の強まり(1〜2年以内に純30%が保有拡大を計画)、AI導入計画の広がりを含め、見出しの主張のあらゆる要素を裏付けている。元の情報源と独立報道は、いずれもこの主張と正確に一致している。
    参考12
要約

火曜日に公表されたOMFIFの調査によると、中央銀行は米ドルの支配色が薄い準備資産体制に向けた備えを強めており、今後10年でドル配分を引き上げる計画よりも引き下げる計画の方が多かった。約10兆ドルの運用資産を監督する90の中央銀行、公的年金基金、政府系ファンドを対象としたこの調査では、ドル離れへの転換が示されたのは今回が初めてであることが判明した。同時に、金需要の強まりや、構造的制約があるにもかかわらずユーロと中国人民元への関心が続いていること、さらにAI活用拡大への幅広い動きも浮き彫りになった。OMFIFによると、中央銀行の79%、公的基金の60%が、世界の通貨システムはより多極化すると見込んでおり、この変化は準備資産配分、資本フロー、より広範な金融安定に影響を及ぼす可能性がある。

用語解説
  • 準備資産: 中央銀行が安定性と流動性の確保のために保有する資産。
  • 多極的な通貨システム: 1つの通貨に支配されるのではなく、複数の主要通貨が主導する準備資産体制。
  • 人民元: 中国の公式通貨で、元とも呼ばれる。