J・セインズベリー、第1四半期の売上成長受け通期見通しを維持

英食品小売大手は利益とキャッシュフローの見通しを据え置いた一方、中東情勢の緊張が夏場の生鮮食品価格に波及する可能性があると警告した。

要約

J・セインズベリーは第1四半期の売上成長を受けて通期見通しを維持した。一方で、中東紛争の影響がサプライチェーンを通じて波及する中、一部の食品インフレがなお顕在化する見通しを示した。同社は通期の基礎営業利益を9億7500万-10億7500万ポンド、リテールのフリーキャッシュフローを5億ポンド超と引き続き見込んでいる。サイモン・ロバーツ最高経営責任者(CEO)は、特に生鮮食品でインフレ圧力が依然として残っていると述べた。一方で、今年これまでの食品インフレは一部が予想していたほど急上昇しておらず、セインズベリー自身の第1四半期のインフレ率も前四半期を下回ったと付け加えた。ロバーツ氏はまた、6月の暑い気候が生鮮食品や総菜、バーベキュー関連商品の需要を押し上げ、オンライン販売も暑さとサッカーのワールドカップの恩恵を受けたと述べた。アルゴスは扇風機や子ども用プールの需要増を受け、非常に好調な週となった。

用語解説
  • 基礎営業利益: 一時的または例外的な項目を除外し、中核事業活動から生じる利益を示す指標。
  • リテールのフリーキャッシュフロー: 小売事業が営業費用と設備投資の支出後に生み出す現金で、負債削減や株主還元などに充てられる。