AIインフラへの巨額投資が投資家の精査を招く一方、半導体株とメモリー株は供給不足と当面の需要の強さを背景に上昇を続けている。
マグニフィセント・セブンの時価総額は今月、約2.3兆ドル失われた。人工知能インフラへの巨額投資が適時にリターンを生むのかについて、投資家が疑問を強めているためである。CNBCマグニフィセント7指数は6月に10%下落し、マイクロソフトは20%、エヌビディアは約13%、アップルとアマゾンはそれぞれ約8%下落した。 同グループ――マイクロソフト、エヌビディア、アルファベット、アップル、メタ、テスラ、アマゾン――は、AIサービスを支えるための半導体やデータセンターに巨額の支出を続けており、その中心はアマゾン、マイクロソフト、アルファベット、メタである。投資の一部は負債で賄われており、こうした支出が成果を上げ始めているかを示す証拠として、来月の第2四半期決算に注目が集まっている。 その一方で投資家は、支出の恩恵をより明確に受けるとみられるAIサプライチェーンの一部を引き続き選好している。フィラデルフィア半導体指数は今月約6%上昇し、年初来では90%超上昇した。一方、マグニフィセント・セブンは3.4%下落している。メモリーは主要なボトルネックとして浮上しており、供給不足と高価格が同分野を支えたことで、ラウンドヒル・メモリーETFは年初来166%上昇した。HSBCとUBSのアナリストは、最近の決算内容とサプライチェーンの状況から見て、テクノロジー株内で主導役が移り変わる中でも、AI成長を巡るより広範なストーリーはなお健在だと指摘した。