
ワシントンは7月1日の見直しでUSMCAの新たな16年延長を承認せず、加盟国が離脱しない限り協定を今後10年間維持する一方、主要な通商課題を巡る年次交渉を開始した。
米国、カナダ、メキシコは7月1日、USMCAの6年ごとの見直しを開始した。トランプ政権は新たな16年延長の承認を見送り、代わりに協定を年次審査の枠組みに移行させた。米通商代表部(USTR)のジェミソン・グリア代表は、ワシントンは協定を「追認」しないと述べ、「重大な問題」があるとの認識を示した。その後、政権高官もこの判断を確認した。USMCAは加盟国のいずれかが離脱しない限り、なお10年間有効であるが、この措置により自動車の原産地規則を含む条約の主要部分について毎年の交渉が可能となり、カナダとの未解決の対立や米・メキシコ協議が続く中、北米のサプライチェーンに不確実性をもたらしている。