FactSetとGoogle Cloudが提携、金融向けAIエージェントを構築

両社は、FactSet WorkstationにGeminiの機能を組み込み、Gemini Enterpriseとの統合を深めるほか、インフラ提供事業者としてGoogle Cloudを追加するとした。

要約

FactSetは、金融機関向けのAI搭載ツールを開発するためGoogle Cloudと戦略的提携を締結したと発表した。中核となるのは、規制環境で信頼性と監査可能性が求められるデータに裏打ちされた、業務フロー特化型のエージェントソリューションである。協業は3分野に及ぶ。Gemini Enterprise Agent Platformを通じてGoogleのSearch機能とGeminiの機能をFactSet Workstationに組み込むこと、Gemini Enterprise内でFactSetの金融インテリジェンスを拡充すること、そしてポートフォリオ運用、案件アドバイザリー、コーポレートファイナンス向けの新たなエージェントを共同開発することだ。FactSetはまた、信頼性、拡張性、製品開発力の強化に向け、クラウド提供事業者の陣容にGoogle Cloudを加えるとした。最高経営責任者のSanoke Viswanathan氏は、この提携は顧客が信頼できる金融データと先進AIをより直感的に活用できるようにすることが狙いだと述べた。Google Cloudの最高製品・事業責任者であるKarthik Narain氏は、この組み合わせにより、投資の専門家がより迅速にインサイトを得て、複雑な業務フローを自動化できるようになるとの見方を示した。

用語解説
  • エージェント型ソリューション: 行動を実行できるAIツール
  • Gemini Enterprise: AIエージェントの構築と管理を行うGoogle Cloudのプラットフォーム
  • マルチモーダル体験: 複数のデータ種類を用いるAIとの対話