StarkWare、Starknetの耐量子ロードマップを公表し仮想通貨で最強と主張

StarkWare、Starknetの耐量子ロードマップを公表し仮想通貨で最強と主張

StarkWareは、Pedersenハッシュの置き換えやFalcon-512署名の導入、その後のコントラクト移行とイーサリアム関連依存関係への対応により、Starknetが数カ月以内に耐量子移行を完了できる可能性があるとしている。

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要約

StarkWareは6月30日、将来の量子コンピューティング攻撃リスクの低減を目的とするStarknet向け3段階のロードマップを公表し、同ネットワークが数カ月以内に量子対応可能になるとの見方を示した。同社によれば、Starknetはゼロ知識STARK証明がハッシュベース暗号に依存しており、この方式は設計上ポスト量子安全性を備えるとみなしているため、すでにアーキテクチャ上の優位性を有する。第1段階では、state commitments、コントラクトアドレス、ネットワーク設定におけるPedersenハッシュをBLAKE2に置き換え、コンセンサスの安全性向上に向けてFalcon-512署名を追加する計画である。第2段階では、既存のスマートコントラクトを手動で再構築することなくアップグレードできるよう、移行ツールに重点を置く。最終段階では、ブリッジのsyscallやblobデータ可用性など、量子安全性がイーサリアム自体の移行に依存するイーサリアム関連の依存関係に対応する。CEOのEli Ben-Sasson氏は、デジタル資産を守るために必要な手段はすでに存在しており、主なリスクは業界が行動しないことにあると述べたうえで、量子コンピューティングの進展下でも楕円曲線暗号に基づくブロックチェーンが大幅な変更なしに安全性を維持できるとする「elliptical illusion」を批判した。このロードマップは、StarkWareの研究者Avihu Mordechai Levy氏が以前提案した、ソフトフォークやビットコイン基盤プロトコルの変更を必要としないLamport署名などのハッシュベース構造を用いる量子安全なビットコイントランザクション手法「QSB」に続くものである。

用語解説
  • STARK proofs: 楕円曲線暗号の前提ではなく、ハッシュベース暗号を用いるゼロ知識証明。
  • Falcon-512 signatures: StarkWareがStarknetのコンセンサス安全性向上に向けて導入を計画する、ポスト量子デジタル署名方式。
  • Lamport signatures: 現行の署名方式に対するポスト量子代替案としてしばしば議論される、ハッシュベースのデジタル署名。