
今回の提携により、対象となる機関投資家およびプロ投資家は、担保を取引所に事前入金するのではなくAnchorageのカストディ下に置いたまま、バイナンスの流動性にアクセスする新たな手段を得る。
バイナンスは、Anchorage DigitalのAtlasプラットフォームをトライパーティ・バンキング・プログラムに追加し、対象となる機関投資家およびプロトレーダーに対し、バイナンスで取引を執行しながら担保を取引所外に差し入れる新たな選択肢を提供した。この仕組みにより、顧客はバイナンス口座に直接事前入金する代わりに、米通貨監督庁(OCC)の監督を受ける連邦認可の仮想通貨銀行であるAnchorageに資産を差し入れることができる。バイナンスによれば、対象担保には仮想通貨、現金および現金同等物、利回り付き米ドル口座、一部のトークン化された実世界資産が含まれ、適格要件を満たすことを条件に、ブラックロックのBUIDL、CircleのUSYC、フランクリン・テンプルトンのiBENJIが例として挙げられた。この動きは、2022年のFTX破綻で単一の取引所に保管と執行の両機能を集約するリスクが露呈したことを受け、機関投資家がカストディと執行の明確な分離を求める中で、バイナンスが2023年11月に開始したモデルを拡張するものである。