
調整後利益と売上高はいずれも市場予想を上回り、9億8600万ドルの関税還付が寄与した。一方で、中国売上高の2桁減少と2027年度上期まで売上高の減少が続くとの警告が投資家心理の重荷となった。
ナイキの第4四半期決算は、1株当たり調整後利益が20セント、売上高が109億7000万ドルとなり、ウォール街予想の13セント、108億6000万ドルを上回った。9億8600万ドルの関税還付が粗利益率を押し上げた。ただ、エリオット・ヒルCEOによる再建が確実に軌道に乗ったとの見方は広がらず、同社が売上高1%減、中国での売上高2桁減、2027年度上期まで一段の減収を見込むと示したことを受け、ナイキ株は時間外取引前に3.5%下落した。アナリストは、ナイキが短期的な売上高よりも市場の健全性と在庫整理を優先しており、その進捗は中国より北米で明確だと指摘した。