米最高裁、Epic侮辱制裁判断巡るAppleの上訴を審理へ

判事らは、Epic Gamesとの長期にわたる争いで、2021年のApp Store差し止め命令の「趣旨」に反したとしてAppleを民事侮辱に問えるかどうかを審理する。

要約

米連邦最高裁判所は火曜日、App Storeの手数料と決済ルールを巡るEpic Gamesとの法廷闘争で、Appleを侮辱制裁と認定した判断に対する同社の上訴を審理することで合意した。争点は、差し止め命令の文言で明示的に禁じられていない行為であっても、その「趣旨」に反すると認定されれば裁判所が民事侮辱を科せるかどうかであり、最高裁は受理に当たりこの点を論点として示した。対立は、2020年にEpicが、ユーザーを外部の決済手段へ誘導することを制限するAppleの措置を問題視して起こした反トラスト訴訟に始まる。米連邦地裁のイボンヌ・ゴンザレス・ロジャーズ判事は2021年、Appleに外部決済リンクの許容を命じ、その後Appleはそうしたリンクを認める仕組みを導入したが、そこで発生した売上に対し12%から27%の手数料を課した。これは、それ以前のApp Store手数料30%や、2020年以降に多くの小規模開発者へ適用していた15%と比較される。Epicはこれを「悪意ある順守」だと主張し、ロジャーズ判事は2025年4月にAppleが民事侮辱に当たると認定した。控訴裁は12月、この認定をおおむね支持した一方、外部リンク経由の購入にAppleが一切の手数料を課せないとする条項は取り消した。最高裁は別途、差し止め命令の適用対象をEpicのみに限定すべきだとするAppleの主張については審理を見送り、より広い適用範囲は当面維持される。口頭弁論は10月に始まる新法廷期の後に開かれる見通しで、判断は2027年6月までに示される可能性が高い。エレナ・ケーガン判事が先月、効力停止を求めるAppleの申し立てを退けたため、侮辱制裁認定は引き続き有効である。

用語解説
  • 民事侮辱: 当事者が裁判所の命令に従わなかったと裁判所が認定し、順守するまで制裁を科し得るもの。
  • 差し止め命令: 当事者に一定の行為をすること、またはやめることを命じる裁判所の命令。
  • 反トラスト: 市場競争を不当に制限する行為を防ぐことに重点を置く競争法。