Ramp調査、AI積極導入企業は人員を約10%拡大

米国企業21,559社の分析で、AI支出が最大の企業は全体の採用と初級職採用を増やしており、その効果は6〜12カ月後に表れ、エンジニアリング以外にも広がっていたことが分かった。

要約

人工知能への投資額が最大の企業は、人員削減ではなく従業員数を拡大していることが、RampとRevelio Labsの分析で明らかになった。2021年から2026年初めまでの米国企業21,559社のデータを調査したところ、AI導入後、AI支出が最も大きい企業は総従業員数を約10%増やし、初級職の採用を約12%増加させた一方、導入の度合いが低い企業では有意な変化は見られなかった。採用増の効果は6〜12カ月かけて表れ、エンジニアリングにとどまらず、営業、管理、財務、顧客対応にも及んだ。著者らは、この結果がAIの導入が採用増を直接引き起こしたことを証明するものではないとしつつも、生成AIがすでに広範な雇用削減を引き起こしているとの懸念に一石を投じるものだと指摘した。

用語解説
  • 生成AI: 文章、画像、コードを生成するAIシステム。
  • 初級職採用: 若手職や初めての仕事に就く人材を対象とした採用。