
欧州中央銀行のシントラ・フォーラムで、FRB議長は政策当局者が今後発表されるデータを注視すると述べ、ここ数週間でインフレリスクが和らいだと指摘する一方、中銀はインフレ率が2%を上回った状態の継続を容認しないと警告した。
米連邦準備制度のケビン・ウォーシュ議長は7月1日、欧州中央銀行のシントラ・フォーラムで、次回会合でFRBが利上げに踏み切るかどうかを現時点で示す用意はないと述べ、投資家に対し、フォワードガイダンスではなく今後の経済指標に注目するよう促した。ここ数週間でインフレ期待とインフレリスクは低下したとする一方、FRBがインフレ率を2%目標に戻すことに引き続きコミットしていると改めて表明し、その水準を上回るインフレの容認を期待する向きは「失望することになる」と述べた。こうした発言は、米国のコアPCEインフレ率が5月に3.4%へ上昇し、市場の織り込みが9月利上げ確率約80%との従来見通しから、7月の初回利上げ確率50%未満へと変化した後に出たものである。