
米マサチューセッツ州デベンズに拠点を置く核融合企業が、LIBRTIに参加する初の海外企業となり、カルハム・キャンパスにあるUKAEAのブランケット試験インフラへのアクセスを得る。
コモンウェルス・フュージョン・システムズ(CFS)は、商用核融合エネルギーに向けた正味トリチウム生産の実証を目的とする英政府の2億2000万ポンド規模の取り組み、英原子力公社(UKAEA)の「Lithium Breeding Tritium Innovation(LIBRTI)」プログラムに参加する初の海外企業となる。この合意によりCFSは、核融合関連条件下でのトリチウム・ブランケット技術の開発と検証に向け、カルハム・キャンパスにあるUKAEAのブランケット試験インフラ(カスタマイズされた大規模中性子源を含む)に早期アクセスできる。CFSは2018年にマサチューセッツ工科大学(MIT)からスピンアウトし、これまでに30億ドル超の民間資本を調達している。同社によれば、この取り組みはSPARC実証機の建設を進める中でARCブランケット・システムの設計支援を目的とし、2030年代前半には米バージニア州の初号機となるARC核融合発電所での発電開始を目指す。UKAEAは、この協業が4月の国王による米議会演説を受けた機運を土台としていると述べた。