94.80-95.00のゾーンを割り込み3週間ぶり安値を付けた後、米雇用統計の弱さで米連邦準備制度の利上げ観測が後退し、ドル安がアジア通貨を押し上げたことで、ルピーは上昇して推移するとみられている。
インドルピーは金曜日、木曜日終値の95.3925に対し95.12-95.16で底堅く始まる見通しである。4営業日続落の過程で注目されていた94.80-95.00のゾーンを割り込み、3週間ぶり安値まで下落した後の動きとなる。週前半にはルピーが0.6%安の95.2475まで下落し、トレーダーは、インド準備銀行が94.75近辺でドル売り介入を行ったとみられるものの、ストップロス注文と地域通貨の弱さが下落を加速させると、相場を下支えするには不十分だったと指摘した。米労働市場統計の軟化を受けて9月の米連邦準備制度利上げ確率が約75%から約53%へ低下し、ドルの重しとなる一方で、アジア通貨と株式の大半を押し上げたことで投資家心理は改善した。ブレント原油が1バレル=71ドルを下回っていることもルピーの支援材料となり得るが、トレーダーは依然として実需とポートフォリオの資金フロー、輸出企業の売り水準、そして95突破後のドル/ルピーの大勢トレンドに注目している。