SUMEC ENERGY傘下の同社はミュンヘンでのイベントで、PVモジュール、蓄電、スマート運用製品を公開するとともに、親会社の20周年を記念し、スペインとイタリアで契約を締結した。
PHONOは、ミュンヘンで開催されたIntersolar Europe 2026への出展を終え、世界の電力市場のさまざまな領域を対象とする幅広い太陽光発電・蓄電製品群を披露したと発表した。同社はSUMEC ENERGYの一員であり、展示会を親会社のクリーンエネルギー事業20周年と結び付け、郭洪偉会長と鍾再峰CEOが代表団を率いたとした。 製品展開の中心となったのは、PHONOが全シナリオ対応ポートフォリオと位置付ける製品群である。これには、Draco MatrixのN型TOPConモジュールとQuasar BCモジュールが含まれ、大規模発電所、商業施設の屋上、垂直設置向けをカバーする。同社はまた、ドイツのDIBt(建設認証機関)から全製品群について全シナリオ対応の認証を取得した初の中国PVブランドであるとし、これを欧州の高付加価値太陽光市場への参入における重要な一歩と位置付けた。 パネル以外では、PHONOはSCUTUMソーラーカーポートシステムを中核とし、iBMS(バッテリー監視・制御技術)を用いたモジュール型蓄電システムを組み合わせた「Solar-Storage-Charging」構成を展示した。これは、大規模駐車場や欧州のコミュニティ・マイクログリッド(局地的な電力ネットワーク)向けに、発電・蓄電・利用の循環を構築する設計である。加えて、複雑な屋上向けのLanternシリーズ清掃ロボットや、発電と境界保護を両立するソーラーフェンスなどのスマートO&M(運用・保守)ツールも紹介した。 PHONOはテーマ別イベント日を設け、商業面での信頼性と持続可能性への取り組みを訴求した。同社はBloombergNEFのTier 1モジュールメーカーに13年連続で選定され、PVEL 2026 Scorecardでは7部門でTop Performerに選ばれ、25年間の性能保証を提供しているとした。さらに、ドキュメンタリー「The Great Journey」を初公開し、初のESG Reportも発表したほか、SRAU(Solar Retrofit and Asset Upgrade)によるサーキュラーエコノミーソリューションも訴求した。 同社によると、展示会ではスペインとイタリアの主要エネルギー企業との戦略的協力協定も成立し、欧州での事業拡大を一段と後押しする見通しである。PHONOは今後も、超高信頼性かつライフサイクル全体を網羅するソリューションに注力し、グリーンエネルギー移行の中でパートナーが市場サイクルに対応することを支援するとした。