メディケアの肥満治療薬試行、月50ドルで利用可能に WalmartとCVSも支援拡充

メディケアの肥満治療薬試行、月50ドルで利用可能に WalmartとCVSも支援拡充

18カ月の「Bridge」プログラムが7月1日に始動し、一部の受給者を対象にWegovyやイーライリリーの医薬品をカバーする。対象者数の推計に不透明感が残るなか、小売薬局チェーンは教育、相談、バーチャルケアを拡充している。

要約

メディケアは7月1日、18カ月間の試行プログラム「Bridge」を開始し、一部受給者に対して肥満治療薬を月額約50ドルで利用できる初の単独補償ルートを開いた。対象薬にはノボノルディスクのWegovyとイーライリリーのFoundayo、Zepboundが含まれる。対象者数の推計は幅があり、KFFの分析では約400万人に迫る一方、メディケア責任者のクリス・クロンプ氏は数百万人台との見方を示し、製薬会社側は最大2000万人との数字も挙げている。需要が高まるなか、Walmart、Sam's Club、CVS Healthは、高齢者が受給資格の理解や副作用管理、事前承認、在庫制約、新たな給付に対する認知不足に対応できるよう、教育、薬局支援、相談、バーチャルケアを拡充している。

用語解説
  • Centers for Medicare & Medicaid Services: メディケアを運営し、18カ月のBridge試行を開始した米国の機関。
  • prior authorization: 治療前に必要となる保険会社の承認。
  • GLP-1s: 今回の試行対象薬を含む、減量薬および糖尿病治療薬の一群。