イタリアのソフトウエア買収企業は水曜日のナスダック上場初日に7%近く上昇し、想定レンジを上回る価格でのIPO後の時価総額は約197億ドルとなった。
ベンディング・スプーンズは水曜日の米市場デビューで7%近く上昇し、想定レンジを上回る価格で実施した新規株式公開(IPO)で16億8000万ドルを調達した後、同イタリアのテクノロジー企業の時価総額は約197億ドルとなった。同社はティッカーシンボル「BSP」でナスダックに上場している。 ミラノに拠点を置く同グループと売り出し株主は、投資家に開示していた26〜28ドルのレンジを上回る1株29ドルで5800万株を売り出した。これより前の届け出資料に基づく報道ではIPO時の評価額は184億ドルとされていたが、最新の報道では180億ドル超の評価額で上場する見通しとされていた。 今回の案件は、ソフトウエア企業に対する投資家需要を測る指標として注目されている。同分野は2026年初め、AIが既存の事業モデルを覆す可能性への懸念で打撃を受けた。SpaceXの大型上場を含む大型案件が相次ぎ、第2四半期の調達額が過去最高の1000億ドルを上回る一方で、ソフトウエア発行体は今年の米IPO市場でおおむね姿を消していた。 ベンディング・スプーンズは、プライベートエクイティとテクノロジー事業会社の要素を組み合わせた異色のモデルを築いてきた。同社はデジタル企業を買収し、人員削減や技術刷新を進める一方、事業再建後に資産を売却することはしない。2025年以降の買収先にはBrightcove、Vimeo、AOL、Eventbriteが含まれ、IPO目論見書では将来の買収候補となり得るデジタル企業を1000社超特定したとしている。